進路の違いを教えます!甲子園ブランドとは?

甲子園にでるのと出ないのとでは、進路についても違いがでてきます。大学進学率や就職率。そして、ドラフトにかかる可能性も違いにも、違いが出てくるのです。
同じ実力を持っていたとしても、進学率は明らかに違ってきます。そこには、勝負事での勝ちグセがついているのかいないのかで、評価が違ってくるのです。また、就職をし、社会人になるということでも、評価が明らかに違います。就職の方が、圧倒的差がここでは生まれるでしょう。大卒でしか採用しない一流企業でも、甲子園に出場したかいなかで、違ってくるのです。私の先輩は、高卒で、一流銀行の社会人野球に入部した人もいました。

目標を達成させる力、それが重要なのです

そして、なんといってもプロの評価も違ってきます。ダントツに実力がある選手は別です。現在の済美高校の安楽投手は、3年生では甲子園を逃しましたが、2年生の実績で、プロの評価はそんなに変わらないでしょう。また、星稜高校時代の松井秀樹選手や、PL学園高校時代の清原選手なんかも、甲子園に出てなくてもプロの評価は変わらず、特A評価だったでしょう。しかし、その他多数の選手は、やはり甲子園出場は、大きなブランドになるのです。現在、ニューヨークヤンキースで活躍しているメジャーリーガー2名も最後の夏の甲子園は出場を逃しています。イチロー選手は、愛知県決勝で、涙をのんでします。いまでこそ、ビックネームですが、甲子園に行けなかったことで、注目度がさがり、地元に中日ドラゴンズがあるのにも関わらず、ドラフトではオリックス4位の下位指名で甘んじています。そして、黒田投手は、チームで第3~4番目のピッチャーだったということもあり、ドラフトにかからず、専修大学に進学しています。大学で飛躍的に実力が上がり、大卒で、広島カープに指名された経緯があります。

甲子園では、契約金の差もでてきます。甲子園に行っている選手とそうでない選手の契約金が同じということはないそうです。甲子園の実績でも、やはり、優勝投手と、ベスト4までの投手では、契約金が違ってきて、最初の待遇にも違いがあるようなのです。ただ、プロに入ってからは、実力の世界。厳しいものだということは理解しておかなくてはなりませんが・・・。

社会にでても共通しているんです。目標を達成することの大切さ

私も高校野球をやってきた身ですので、甲子園の偉大さを実感した一人といえます。ひとつ上の先輩は、県大会を制し、また、甲子園でも1勝をあげました。その選手たちの進路は、国立大学が3名、早稲田大学が1名、日本大学が1名、東北福祉大学(地元東北なんで)4名となり、就職をした人でも、前述したように入行したものが2名と、東北電力に入社人が1名と、進路が抜群に素晴らしいものとなっていました。私たちは、県でベスト16止まりでしたので、進学は、通常の私立大学が、5名で夜間学部も1名いる程度でした。私はその間、2浪を経験し、やっと大学にはいった経緯を持っております。

これほどまでに違うのかと思うことが多くあります。学校の先生になっている人も多くいますが、私たちの代は、ゼロですのね。それだけでは判断できませんが、進路については大きな差があることは、現実問題事実と言えるでしょう。