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真夏、甲子園の暑さ対策は?上手に甲子園を楽しもう!

いやあ、最近の夏は暑い日が続きますね。日本一暑い地域として有名な熊谷でも40度を超えそうな勢いで、記録を更新してきていますね。

最近の、甲子園でも同じことがいえますね。とにかく暑くなりました。昔は殆どありませんでしたが、プレーをしている選手が脱水症状になったり、足をつったりと暑さに対処できなくなっている印象がありますね。

甲子園を楽しむための暑さ対策とは

これは、応援している側にも同じことが言えるんです。とにかくアルプススタンドは暑くて、応援しているこちら側も、暑くて大変苦労したのを覚えています。甲子園のアルプススタンドでの暑さ対策は、名物のかち割り氷があります。あれには大変助けられました。タオルや、帽子も必ず必要となります。アルプススタンドは、日も当たりますし、日焼けどめも必要となるでしょう。こういった対策は、自分を守るといった意味でも、必ず必要となりますね。

また、中央の屋根のあるスタンドに座ることができれば、チケットをとって座ったほうがいいです。中央特別自由席というところがあるので、少々金額が割高でも、そこに座るべきでしょう。人気のある席ですが、朝からいけば、プロ野球でもないですから、座れる確率は高いでしょう。

アルプススタンドは、私は、先輩が出場したため、そこに応援でいなくてはいけませんでしたが、そうでなければ、ゆっくりと観戦したほうが全体いいのです。みんなで応援して楽しむのもいいのですが、それは、若い方にはおすすめしますが、そうでなければ、おすすめしません。

甲子園は本当に暑いでしす、日陰がない場所が多いです。かち割り氷を購入することはいいのですが、予め準備して欲しいものもあります。それは、タオルです。これは汗を拭き取る効果もありますが、日陰を作るといったこともタオルでできます。帽子をがぶってもらい、更にタオルをかぶせ、日陰を多く作るようにすれば、大分、涼しさが違ってきます。こういった対策をねって甲子園に観戦しにいかないと大変なことになってしましいます。

熱中症の症状を敏感に感じ取りましょう

簡単に、熱中症といいますが、命に関わる症状です。一歩手前だと頭痛から始まるようです。私も経験があるのですが、真夏のゴルフですと、同じような症状がでますね。そういった時は、無理をせず、休憩と水分補給が必要の様です。ここまでは、対処可能ですが、もう少し進むと、汗のかき方が、止まらなくなったり、また、逆に全くでなくなったりします。こういった症状が来たら要注意です。また、痙攣がはじまったり、歩くことも困難になったりといった場合は、救急車を呼ぶ必要があるので、注意しましょう。意識が遠のいたりしますので、本当に注意しましょうね。

折角の甲子園です。私たち応援する側も暑さ対策を万全にして挑みたいものですね。選手は、暑さにも対応できるように日々練習を重ねています。それでも、足がつったり、めまいを起こしたりと症状がでてきます。普段鍛えていない、私たちは、なお一層の注意が必要といえるのです。こういったことを、自分自身で知っておいて、現地観戦して甲子園大会を楽しもうではありませんか。

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進路の違いを教えます!甲子園ブランドとは?

甲子園にでるのと出ないのとでは、進路についても違いがでてきます。大学進学率や就職率。そして、ドラフトにかかる可能性も違いにも、違いが出てくるのです。
同じ実力を持っていたとしても、進学率は明らかに違ってきます。そこには、勝負事での勝ちグセがついているのかいないのかで、評価が違ってくるのです。また、就職をし、社会人になるということでも、評価が明らかに違います。就職の方が、圧倒的差がここでは生まれるでしょう。大卒でしか採用しない一流企業でも、甲子園に出場したかいなかで、違ってくるのです。私の先輩は、高卒で、一流銀行の社会人野球に入部した人もいました。

目標を達成させる力、それが重要なのです

そして、なんといってもプロの評価も違ってきます。ダントツに実力がある選手は別です。現在の済美高校の安楽投手は、3年生では甲子園を逃しましたが、2年生の実績で、プロの評価はそんなに変わらないでしょう。また、星稜高校時代の松井秀樹選手や、PL学園高校時代の清原選手なんかも、甲子園に出てなくてもプロの評価は変わらず、特A評価だったでしょう。しかし、その他多数の選手は、やはり甲子園出場は、大きなブランドになるのです。現在、ニューヨークヤンキースで活躍しているメジャーリーガー2名も最後の夏の甲子園は出場を逃しています。イチロー選手は、愛知県決勝で、涙をのんでします。いまでこそ、ビックネームですが、甲子園に行けなかったことで、注目度がさがり、地元に中日ドラゴンズがあるのにも関わらず、ドラフトではオリックス4位の下位指名で甘んじています。そして、黒田投手は、チームで第3~4番目のピッチャーだったということもあり、ドラフトにかからず、専修大学に進学しています。大学で飛躍的に実力が上がり、大卒で、広島カープに指名された経緯があります。

甲子園では、契約金の差もでてきます。甲子園に行っている選手とそうでない選手の契約金が同じということはないそうです。甲子園の実績でも、やはり、優勝投手と、ベスト4までの投手では、契約金が違ってきて、最初の待遇にも違いがあるようなのです。ただ、プロに入ってからは、実力の世界。厳しいものだということは理解しておかなくてはなりませんが・・・。

社会にでても共通しているんです。目標を達成することの大切さ

私も高校野球をやってきた身ですので、甲子園の偉大さを実感した一人といえます。ひとつ上の先輩は、県大会を制し、また、甲子園でも1勝をあげました。その選手たちの進路は、国立大学が3名、早稲田大学が1名、日本大学が1名、東北福祉大学(地元東北なんで)4名となり、就職をした人でも、前述したように入行したものが2名と、東北電力に入社人が1名と、進路が抜群に素晴らしいものとなっていました。私たちは、県でベスト16止まりでしたので、進学は、通常の私立大学が、5名で夜間学部も1名いる程度でした。私はその間、2浪を経験し、やっと大学にはいった経緯を持っております。

これほどまでに違うのかと思うことが多くあります。学校の先生になっている人も多くいますが、私たちの代は、ゼロですのね。それだけでは判断できませんが、進路については大きな差があることは、現実問題事実と言えるでしょう。

県大会の勝ち上がる過程も知ろう!

甲子園大会に出場するチームは当たり前ですが、県大会を勝ちぬいた高校となります。なので、甲子園に出てきている高校は全て強い高校なのです。そこのとを先ずは忘れてはいけません。

勝負強い高校同士のぶつかり合いが甲子園では見れるのです

こうなると県大会の戦いぶりも無視はできないでしょう。今年は、大逆転ゲームが注目を浴びしました。石川県代表の星稜高校は、9回まで、8点差を付けられていたところを、9回裏に大逆転。サヨナラ勝ちで甲子園を決めています。そして、神奈川県では、東海大相模高校が、全国優勝も狙っていた横浜高校をやぶり、準決勝では、2年生投手が、20三振以上もの奪三振をおこない、その勢いて甲子園出場を手にしました。甲子園でも優勝候補の一角として名を連ねたのは記憶に新しいところです。また、そこ東海大相模高校を初戦で破ったのが、岩手県代表の盛岡大付属高校でした。プロ注目の投手、松本選手を要して甲子園に出場してきましたが、昨今の岩手県代表のチームも全国区になり、安定した勝率を甲子園でも残しています。

3年生時のダルビッシュ有投手を要した東北高校も、県予選は圧倒的力で勝ち上がってきたチームでした。宮城県決勝も、10点以上の差を付け、優勝を決めています。この時が、最も東北地区でも、甲子園の優勝がみえた瞬間だったと思っております。その時代は、ライバル校の仙台育英に入学するはずの球児も、東北高校に集まったという時でした。スケールの大きさで、全国でも他校を圧倒していたと思っています。

また、今年の初出場のチームに目を移すと、秋田県代表の角館高校が目にとまります。エースの相馬くんは昨年も主戦エースとして秋田県大会を戦っていました。決勝戦は秋田商業で、延長16回までいき、サヨナラ負けを喫した経験を持っております。必ずしも伝統校とはいえない角館高校を、そこ悔しさを元に、今年、悲願の甲子園初出場へと結びつけたのです。公立高校がもたらすドラマも甲子園開会を見る上で、見逃してはいけないのです。

今年の地方大会は、有力高校が相次いで破れた大会でもありました。昨年夏の甲子園を制した前橋育英は、群馬県大会で姿を消しました。そして、その前橋育英を倒したのが、健大高崎高校で、甲子園でもベスト8までコマを薦めました。昨年の甲子園を制し、エースが残っていた高校を倒して甲子園まで来たチームは、やはり強かったといえるのです。

普通の高校生ではないということがわかります。甲子園までの道のりのすごさとは

春を制した、浦和学院も予選で負けていましたね。そして、怪物安楽投手がいる済美高校も予選で姿を消していました。名のある高校も甲子園にはすんなりと出場できません。観る側も相当な狭き門だということを認識しなくてはいけないのです。

県大会の決勝は、特にドラマに満ちています。各県によって因縁の相手が必ずいるもので、ライバル同士の決勝となると、白熱した試合が繰り広げられます。甲子園大会よりもおもしろい試合が続くため、好きな人は、長期休暇をとり、各県の決勝を見て回る程なのです。

強豪私立対公立高校の違い。野球の価値観が全然違うんです

数年前には、甲子園でも、強豪私立対県立高校の決勝戦が行われました。県立高校は高校生らしい自由な野球。勝ち上がる過程でも、厳しい試合展開を何度もしのいで決勝の舞台に上がってきました。一方の有名私立高校はさすがの横綱相撲。順調な勝ち上がりが印象的でした。そういった2校が決勝の舞台で対戦することとなったのです。

相い対する野球がぶつかりあうところ、それが甲子園なのです

戦前は、有名私立校が圧倒的有利で前評判が高かったのは事実でした。試合内容も、終盤まで私立高校が優勢で試合を進めていました。しかし、そこから大逆転が待っていたのは、記憶に新しいところでしょう。

県立高校の自由奔放な、のびのびとした戦いぶりと私立高校の規律のある、サイン重視の戦い方と、両極端なイメージをもったのも、私だけではないと思います。もし、プロ野球のように、7戦中、先手4勝したほうが日本一というようなルールだったら、このようには行かなかったでしょう。
私立高校の方が、数試合を落としたとしても、圧倒的大差で、優勝したはずです。一発勝負の恐ろしさがここにあったのです。

また、選手たちの気持ちの違いにも、敏感に気づいた人もいると思います。私立高校の選手は、プロ野球に進んだ選手もいます。バッテリーは、大学や社会人を経て、2人ともプロで活躍してますね。私立高校の選手は、野球に対する考え方が違っていると言えるのです。野球を職業としてはっきりと捉えている印象があります。しかし、私もそうでしたが、公立高校の選手はそうではありません。教育の一環として野球があり、その中で、チームとして戦ったいるといった印象があるのです。

この時は、勝負のアヤで、県立高校が勝ちましたが、絶対勝たないといけないという選手の硬さが、逆効果になってしまったパターンといえますね。

プロ野球への奇跡の為の甲子園と、一生の思い出の甲子園の違いとは?

今、日本ハムの4番、オールジャパンの4番で活躍している、中田翔選手も高校時代のことを、こう話してくれていました。「甲子園を目標にしていると、マスコミの前では言ってましたが、本当は、プロ野球選手になるために野球をやっていたのであって、甲子園は単なるアピールの場でしかなかった」と。プロ野球を現実の職業として捉えているところが、私立高校の選手っぽいなあと思うのです。そして、甲子園の位置づけも、プロ野球に入るための過程として捉えています。私たちのように、みんなで、力を合わえて甲子園に行こうといったモチベーションでは既にないのです。

野球に対しての価値観の違いは、大きなものです。こういった気持ちで高校野球生活を送っている私立の選手と、公立の選手とでは、はっきりと甲子園の戦歴となって現れてきます。公立高校が優勝したのは、近年は、前述のそれだけで、あとは私立が独占しています。また、プロ注目選手も多さも、私立は圧倒しています。環境と野球に対する考え方の違いがこの甲子園で、表れてくるのです。ただ、私立高校同士の洗練された試合展開も面白いですが、対照的な野球をする試合も面白いものですね。この決勝戦なんかは、その最たるものだったと思うのです。

まるでコンサート各県の特色ある応援とは?

甲子園では、各県の特色のあるブラスバンドの応援にも興味を持てます。全国大会でも実績のあるプラスバンドの応援は、まるでコンサートのようで、甲子園全体を軽快なリズムで包んでいきます。また、応援団の元気のある声と重なり、こちらも元気にしてくれる力を持っているのです。

応援の力を侮ってはいけませんよ

特に特色のある県は、沖縄県の指笛でしょうか。沖縄県代表の攻撃時、指笛が鳴り響くと、こちらも心がハイテンションになってきます。また、沖縄にいったような気持ちにもさせてくれてとても楽しみなのです。あの独特の雰囲気は他県にはありませんね。我が秋田県は、タイガーラグといった曲が有名です。軽快な音楽で、私もその曲を聞くと自然とテンションがあがりますね。

また、有名私立ともなると、息のあった応援も見所ですね。特に、プラッカードをもっての人文字や、チアリーダーの応援は圧倒されますね。甲子園での特色がある応援は、その県を代表し、また、学校のいいアピールでもあるのです。私もそうでしたが、迫力ある応援を見ているだけで、選手のモチベーションも上がってくるでしょう。

学校としても、この音楽がくればこの高校というのもあるので、覚えると楽しいですね。伝統校にはこういった特色が有り、応援でも他校を圧倒できるのです。伝統校というのはこういったものです。選手だけではない強さがここにあるのです。

そしてブラスバンドが強い高校は、新しいものも即座に演奏してくれます。高校生が好きな曲も多く採用してくれますね。アニメの主題歌だったり、AKBだったり、あまちゃんだったりと、楽しませてくれますね。甲子園でのも演奏は、ブラスバンドでも憧れであると聞きます。また、応援団や、チアリーダーにとっても憧れの場所であると聞きます。

夢の舞台、甲子園というところは?

甲子園というところは、それほど大きなものなんだなあとつくづく思います。高校球児の憧れだけではなく、周りの人達の憧れでもあるんです。こういった影響のある場所だっということを改めて認識しなくてはいけないのです。その甲子園でプレーをする選手たちは認識しなくてはいけません。野球部全員の夢と共に、学校の期待と夢を背負っているといってもいのかもしれません。少し言い過ぎですけど、選手には、そういった心意気でプレーして欲しいものです。もうやってるか?大きなお世話かもしれません。甲子園まで勝ち上がるチームは、そういったことも考えられるようなチームなのです。視野の違いが、勝負事に生きてくると言っていいのです。

たかが応援ですが、されど応援です。まるでコンサートのような雰囲気を作り出し、選手を盛り上げてくれます。そして、対戦相手にあたえるプレッシャーも多くかけてくれるのです。この応援を味方に付け高校球児はプレーをしているのです。大変なのは選手でけではありません。あの炎天下で、応援してくれる人たちも大汗をかいて応援してくれているのです。各県の特色のある応援をBGMに甲子園を見ることも、甲子園を楽しむ一つといえるのです。

キャプテンを見てチームを知ろう!チームカラーあれこれ

高校野球で見ていて面白いのは、そのチームにあったキャプテンがいるということです。チームオブキャプテンという言葉もありますが、まさにその通りでキャプテンの技量で、チームが測れるといっていいでしょう。

キャプテンオブザチームとは?

甲子園の優勝校をみても、素晴らしいキャプテンが並んでいますね。私の年代ですと、中日で活躍した立浪選手なんかも、甲子園の春と夏を連覇し、チームを優勝に導いています。これぞキャプテンだというプレーを連発し、憧れたのもでした。立浪キャプテンは、元々はわがままな自己中心的な選手だったようです。それが、キャプテンを任されるようになり、人間的にも成長し、チームを全国優勝へと導いたとききました。こうのように高校生の成長速度は、我々の予想範囲を超えてきます。この成長力こそが、高校野球の醍醐味ともいえるのです。

また、キャプテンの個性も色々ありますね。ドカベンに出てくる岩城のようなキャプテンのいれば、レギュラーではない選手がキャプテンだったりもします。そういった個性が違うキャプテンをみるのも、楽しくて、興味をそそります。特に、レギュラーでないキャプテンを見つけたときは、嬉しくもあり、人間的に優れたものを持っているのだなあと、選手よりも目が釘付けになってしまうのもです。

キャプテンの態度を見てみるとチームのレベルも分かるというものです。私も高校球児でしたが、歴代のキャプテンをみるとそう思うのです。1年の時のキャプテンは、「いいかっこしい」でした。結局、県でのベスト4で姿を消しました。ひとつ上のキャプテンは、185センチあり、威圧感たっぷりのキャプテンでした。正確的には、キャプテンをやるような選手ではなかったのですが、やんちゃで人間としての魅力をもった選手でした。結局この年に甲子園にくことができました。そして、私が3年の時のキャプテンは、人がよく、キャプテンシーに溢れている選手がなりました。しかし、人が良すぎて、チームを鼓舞することができなかったのです。結局、一番大事な3年次の県予選は、ベスト16で姿を消してしまいました。キャプテンというものは難しいもので、勝負どころで何ができるのかを試されます。その少しのところろで、勝つか負けるかが決定してしまうのです。

キャプテンをみて思うこと

甲子園に出てくるキャプテンをみてこう思います。苦労してチームを作り上げてきたに違いありません。また、人知れず苦労を重ねてきたんだとも思います。甲子園大会でも、有望選手を目で追いがちですが、私はキャプテンを探して、彼を注力してみてしまうのです。個性を感じ取れるととても面白いものですよ。

最近では、西武ライオンズで活躍している森捕手が、大阪桐蔭時代のキャプテンだったのが印象深いです。2年生の時には、阪神の藤浪投手を要して、春夏連覇で全国優勝をしており、そこ次の代のキャプテンでした。森捕手は、2年生からレギュラーとして活躍してましたが、その性格はとても強気で、元気あふれるプレーが心に残っています。ムードメーカーとしても、彼がいれば「パッ」と明るくなる印象を持っています。そういったキャプテンがいるのは、楽しみなチームだなあと思うのです。残念ながら、3年時は、甲子園に出場したものの、優勝とまではいきませんでした。しかし、この注目度で、激戦区大阪を制してくるあたりは、抜群のキャプテンシーを持っていたんだなあと思っています。

プロに進む選手と、そうでない選手。力の差が全然違うんです!

高校球児の憧れの職業は、やはりプロ野球選手となるでしょうか?でもここで活躍するのはひと握りの選手です。大部分の選手は、将来は普通に就職し、働くようになるということです。また、高校生でも、プロのスカウトマンに注目される高校生がいます。こういった高校生は、そうでない選手と比べて何が違うのでしょうか?

プロ野球選手に必要な能力とは

体力面や技術面はいうまでもありません。メジャーリーグで活躍した松井秀樹選手なんかは、高校生でも体つきが全然違っていました。私も甲子園で見たことがありましたが、私の足と、松井選手の腕が同じ太さであったイメージがあります。とにかくデカくで、こういう人がプロ野球選手になるんだなあと実感したものです。かつての清原選手や、松坂選手なんかもそういった印象を受けますね。まずは、体力面がずば抜けているのです。

そして技術面ですが、身長体重は、私たちと違わないのに、技術面がずば抜けている選手も、レベルの違いを痛感させられます。イチロー選手は、「センター前ヒットだったらいつでも打てる」と監督に言っていましたし、巨人や横浜で活躍した仁志選手なんかは、身長170cm程度なのに、高校1年で、甲子園の決勝でレギュラーで戦っています。こういう技術面に特化した選手も文句なくプロに行くでしょう。

こういった選手は持って生まれた才能というものを兼ね備えています。子どもの時から体力に恵まれ、才能豊かに育っている人たちです。そういったナチュラルパワーというものを持っている高校生は、プロに進んでいくということになるのです。これは、どうやってもかてないという状況が普通の選手では感じてしまうのです。

でも、そうでない選手は、プロ野球選手には、なれないのでしょうか?ここには、野球がうまいというだけではない、勝負感というものが必要となってきます。例に出すと、甲子園とは全く無縁だった落合博満というプロ野球選手がいました。落合さんは、高校時代は通常の練習にも顔を出さず、映画館に入り浸っていた様です。でも、三冠王を3度獲得するといった、プロ野球選手の中でも、超一流と言われるまでになりました。甲子園常連校を出ているわけでもなく、特別猛練習を繰り返したわけでもない落合さんが、どうしてここまでの選手になったのでしょうか?ここに秘密が隠されているのです。

学問としての野球学がここにはあるのです

野球というスポーツをよく知り、知識として身につけなくてはなりません。そして、観察眼と、心理を読めるように磨くのです。京都の貧しい家庭に育った野村監督にも同じことがいえます。彼らは、観察眼と、心理を読めることに長けていたのです。

野球選手として、体力、技術が劣っていても、野球を知り、人間心理を読めるようになれば、プロ野球へと進み、また、活躍できるようになるのです。頭を使って野球をすること。それがもうひとつの要素と言えるでしょう。甲子園大会でも、マスコミに注目されていない選手でも、頭のいい選手をみると将来を期待せずにはいられないのです。

常連校の監督をみよう!彼らのスゴさがわかります!

高校野球といえば、名物監督とよばれる個性豊かな監督も多いですよね。常連校とよばれる監督は、毎年、選手のレベルが違っても一定の成績を収めてきます。常連校と、そうでない高校は何が違うのでしょうか?伝統といって片付けてしまうものではないことをここで紹介しましょう。

名物監督のすごさとは?

まずは、監督の人望を見てみましょう。これが面白いのが必ずしも人格者とは言えないところなのです。各監督は、本当に特徴があり、個性的です。俺について来いといったタイプもいれば、選手との対話を大切にする監督もいます。また、監督と喧嘩ができなければ、勝負事にも勝てっこないとして、選手と言い合いをしながら練習をする監督もいます。そういった監督が勝負で勝ち進み、常連校へと、引き上げてくるのです。

必ずしも猛練習をかす監督が、名監督になっているわけではないことも面白いです。しかし、こういった監督に共通しているのは、勝負感と、心理学者にも通じる、選手の心理を読んだ適切な指示を与えることができる人たちなのです。この目線で高校野球をみてみると非常に面白いのです。プロ野球は、個人対個人のぶつかり合いが主になりますが、高校野球はより一層、監督色というのが強いのです。

甲子園をみていると、奇跡的な大逆転や、逆転ホームラン。形勢逆転させる超ファインプレー等を見ることができます。選手もすごいのですが、実はその裏には監督のすごさも隠れているのです。

勝負師としての監督

特に、攻撃面では、1球1球、監督から指示が飛んでいる場合が多いです。それもそうでしょう。普通の高校生がこの大観衆の場で、人生を決める大事な場面で、思いっきりバットを触れるようになるためには、監督の絶対的な指示が必要なのです。はたからみていると、選手がやったように見える大逆転も、実は、監督の指示が、全て的中していると考えることが出来るのです。「逆転の・・・」とよばれる高校もありますが、これは、監督の采配によることが多いのです。それが、毎年、選手が違っても勝ち上がってくる高校の違いといえるでしょう。名物監督とは、人徳があり、人格者というわけではなく、勝負師であり、人の心理を読める目を持っている人間なのです。

そして、練習内容も監督によって違ってきます。ここ一番で勝負強い高校は、練習で同じ場面を想定し、毎日繰り返しています。また、有名私立高校ともなれば、1打打席のストライクを見逃しただけで、代打を送られるといった緊張感の中で、日々を過ごしています。一瞬一瞬が勝負をしている高校、こういった場面を作り出すことができる監督がいる高校が強い高校といえるのです。

こういった毎日のもので、甲子園大会があるのです。高校野球の頂点を決める大会は、この名物監督同士の戦いともいえるのです。高校生目線の戦いも面白いのですが、こういった大人の勝負師同士の戦いも見ていて面白いのです。チーム作りから戦いは始まっています。この過程を想像するだけでも、面白いですし、インタビューでどういったことを話すのか?もとても楽しみなことの一つなのです。

教育の場としての高校野球か?内情を把握してからの甲子園とは?

甲子園大会のイメージとしては、みなさんはどういったものを思い浮かべますか?さわやかナインが、汗と泥にまみれて全力を尽くして戦うといったような、青春真っ盛りといった印象を持っているでしょうか?

競争主義の高校野球がここにはあるのです

しかし、高校野球は、競争の場でもあり、そんな、生易しいものでもないということも知っておかなくてはなりません。対戦相手ともそうですが、部内でも熾烈なレギュラー争いが繰り広げられています。同じ部内でも、中学時代から実績を上げてきている選手は、A組となり、いわゆる1軍に入りますが、他の大多数は、2軍、3軍となり、3年間1度も試合に出られないという選手も大部分でいるということを知っておく必要があるでしょう。その中で、生き残ってきている選手が、甲子園でプレーし、プロ野球への進んでいくのです。

それを考えると、きれい事だげの世界ではないということがあります。一般的な学校の先生ですと、教育の場として、部活動を考え、礼儀や、フェアプレーの大切さを教えることを優先するでしょう。でも、こういった注目度の高い、甲子園大会がある高校野球に至っては、きれい事をいっていては、勝ち上がれなく、レギュラーにもなることも難しいといえるのです。

オレがオレがでプレーできないとレギュラーにはなれません。他人を気持ちを考えてしまうような「いい人」では、勝負事にはマイナスに作用してしまうのです。

しかし、一歩社会に足を踏み出してみると、今度は、競争社会が待っており、高校野球の考え方が通常となっていることに気付くでしょう。高校野球の監督には、学校の先生だけではありません。私立ともなると、先生ではなく、社会人経験者を専任として採用する場合も多いです。そこには、学校教育としての概念はないといえるのです。

甲子園の大会とは、マスコミはさわやかな高校生という先入観で取材をし、放送します。しかし、その内情は、高校生の時から、一般社会人と同じような世界で、レギュラー争いをしてきている選手といえるのです。彼らは、勝負の世界で生きでいる、立派な勝負師といえます。逆にそういった選手でなければ、甲子園に出場し、大学や社会人、ましてプロ野球で活躍していくことは、到底難しいといえるのです。

いいも悪いも社会の縮図がここにあるのです

テレビを見ていても、感じることがあります。画面から伝わる選手の性格の違いを見ているだけでも、興味深いのです。レギュラーでも、礼儀知らずの態度のでかい選手は数多くいます。ふてぶてしく、高校生か?と疑いたくなる選手もいるようです。かつて、プロ野球まで進み、一流選手として活躍した選手は、すごく生意気だったと聞きます。でも、そういった選手でないと、勝負の世界では生き残れないということがいえるのです。

礼儀正しく、好青年の選手も多くいますが、甲子園に出てくる選手は、個性的で、やんちゃな選手をみるのも楽しみですし、そこからの人間としての成長をみるのも、楽しみの一つといえるのです。

勝てばいいのか?甲子園大会の本当の意義は?

毎年繰り広げられる夏の甲子園大会。各県代表が、力の限り全力でプレーをするのは、とても爽やかで、胸を打ちますね。

甲子園大会の本質とはどういったのもなんでしょうか?

丁度、みなさんお盆の時期に重なるため、実家や故郷で、地元の高校を応援する人も多いのではないでしょうか?感情移入しやすく、もらい泣きなんかもしてしまいますね。なんといっても、この私も、秋田県出身の高校球児でした。高校2年のときは、運良く県大会を勝ち進み、甲子園に出場することもできたんです。

でも、その中での一抹の違和感を感じる時があります。それは、選手たちが地元の出身でない場合があるのです。公立高校を見ているとこういった傾向は少ないのですが、私立ともなると、他県出身者が、選手としてプレーしていることが多いのです。私の地元の東北地区でみると最近の青森県や、岩手県の代表を見てみても、大阪第2代表とまでいわれていますね。私はそのことに一抹の寂しさと、違和感を感じずにはいられないのです。実は、甲子園常連校が、地元で愛されている高校かというとそうでもないことも多いのです。

そこでいうと、我が秋田県。毎年、秋田県内の選手だけで甲子園に望む県の一つです。有名私立もないので、秋田県内の予選も、毎年予想不可能な、戦国時代が続いています。それが、見るものをアツくさせるのです。秋田県代表は、秋田県出身の、地元っ子でなくては、感情移入ができないではありませんか。しかし、今では、秋田県は、各代表校の中も、最弱県というレッテルを貼られることが多くなってきました。秋田県内の有望選手も、宮城や青森へ流出していく始末です。

これでは、甲子園の意義自体が揺らいでしまいます。なんの代表なのか?私の地元愛はどこへ向かえばいいのでしょうか?監督さんに、聞きたいくらいです。近年は、秋田県も他県の選手を集めて、野球王国秋田の復権を狙っているようです。他県からのアドバイザーも収集し、各監督とも、ミーティングも頻繁に行われていると聞きます。でも、気持ちは痛いくらいに分かるのですが、甲子園に勝つために、周りの流れに乗ってしまったような気がしてます。秋田県の良さが、失われてしまうようで残念でなりません。

公立高校で、地元っ子の選手が、活躍することが、どんなに勇気づけてくれるかをもう一度、考えてもたいたいのです。私のように、就職して他県に出ているものは、特にそうです。他県からの寄せ集めの県代表は、楽しみが半減してしまします。

甲子園がもたらすアドバンテージとは?

甲子園で、勝ち進めば、進学や就職にも大きなアドバンテージをもたらしてくれます。選手にとっては、甲子園にでるか、でないかでは、将来像に大きな差が生まれてくるのです。私もそうでした。高校2年の時、先輩たちが県大会優勝したため、進学も有名大学にほとんどの3年生が受かりました。しかし、私が3年になった年は、残念ながら、県大会で負けてしまいました。そして私は、2浪をして大学へ行くこととなたのです。

選手たちの将来が、全く違ってくるのは、100も承知です。でも、それだけではなく、甲子園の本当の意義をもう一度、原点に立って考えて欲しいのです。野球を続けるのはひと握りの選手です。その中でも、プロにいって活躍する選手は、ほんの数パーセントであるということを忘れてはいけません。本質的に何が大切なのかを見極める時期に来ていると感じるのです。