やんちゃ坊主が元気です。注目の選手も多く楽しみな関西地方代表

関西圏の代表をみてみると、大型選手が多いのがわかりますね。プロで活躍している選手も関西系の選手が多いのではないでしょうか。特に近年は大阪桐蔭の選手が目覚しい躍進を遂げています。西武のホームランバッター中村選手、その後輩の浅村選手や、ルーキーの森捕手。阪神の西岡選手と藤波投手といった面々。また、高校通算90本以上ものホームラン記録を引き下げてプロ入りした、日ハムの中田翔選手も、大阪桐蔭高校出身です。関西の選手の色というものがありますが、ここで名前を上げた選手の特色も共通している部分がありますよね。

関西の選手のスケールの大きさがここにあります

PL学園や、兵庫の育英高校、奈良の智辯学園や天理高校といった数々の名門校が名を連ねます。こんな関西の高校ですが、選手を見てみても特徴のある選手が多いですね。

俺が俺がという選手が多く、負けん気が強く、根性で戦っている印象があります。それは、なかなか東京、関東の高校生には感じることができない部分ですね。根っからの反骨精神が、ここ甲子園で活きているといえるのです。関西人特有のこの反骨精神はどこから生まれるのでしょうか?

関東地方に対する負けじ根性もあると思います。また、プロ野球も多く存在します。阪神や、中日(愛知県ですが・・・)広島(広島ですが・・・)オリックスがありますね。こちらも在京球団に負けない実力を持っている球団ですね。そういった環境が、選手を育ているといっていいでしょう。

印象深いのは、やはり関西の選手達なのです

私が印象深いのは、上宮高校の元木選手が印象深いです。巨人でも曲者として活躍しましたが、高校時代からその片鱗を見せつけていました。狙いすました大ぶりのホームランや、ピッチャーフライで、ファーストに走らなかったりと、やんちゃぶりが際立っていましたね。ショートを守っていましたが、その強肩はあるものの、足を全然使わずにファーストでアウトにしてしまうような守備をしていて、「なんなんだこの選手は?」と衝撃を受けたのを覚えています。でも、こんなやんちゃな選手が、関西っぽくて私は好きなのです。関東だったら、こういう態度は直ぐに辞めさせられるし、抑圧されて自由にプレーができなくなってしまうでしょう。上宮高校の監督の懐の深さをしったもの、はっきりと覚えているのでした。そして今に通じるのは、大阪桐蔭高校でしょう。選手一人一人が個性的で、見るものを魅了します。元気あふれるプレーは、見るものを元気付けます。そして、なにより、人間味溢れる監督がとても魅力的なのです。

関西圏の甲子園での戦歴は、圧倒的な勝率を誇っています。甲子園大会での1回戦や1回戦では、県予選の準決勝、決勝の方が厳しい戦いだと聞きます。こういった関西圏の野球も、関東とは違った魅力を持っているのです。恐るべし関西圏。東北出身の私は、立ち遅れてしまうのです。