常連校の監督をみよう!彼らのスゴさがわかります!

高校野球といえば、名物監督とよばれる個性豊かな監督も多いですよね。常連校とよばれる監督は、毎年、選手のレベルが違っても一定の成績を収めてきます。常連校と、そうでない高校は何が違うのでしょうか?伝統といって片付けてしまうものではないことをここで紹介しましょう。

名物監督のすごさとは?

まずは、監督の人望を見てみましょう。これが面白いのが必ずしも人格者とは言えないところなのです。各監督は、本当に特徴があり、個性的です。俺について来いといったタイプもいれば、選手との対話を大切にする監督もいます。また、監督と喧嘩ができなければ、勝負事にも勝てっこないとして、選手と言い合いをしながら練習をする監督もいます。そういった監督が勝負で勝ち進み、常連校へと、引き上げてくるのです。

必ずしも猛練習をかす監督が、名監督になっているわけではないことも面白いです。しかし、こういった監督に共通しているのは、勝負感と、心理学者にも通じる、選手の心理を読んだ適切な指示を与えることができる人たちなのです。この目線で高校野球をみてみると非常に面白いのです。プロ野球は、個人対個人のぶつかり合いが主になりますが、高校野球はより一層、監督色というのが強いのです。

甲子園をみていると、奇跡的な大逆転や、逆転ホームラン。形勢逆転させる超ファインプレー等を見ることができます。選手もすごいのですが、実はその裏には監督のすごさも隠れているのです。

勝負師としての監督

特に、攻撃面では、1球1球、監督から指示が飛んでいる場合が多いです。それもそうでしょう。普通の高校生がこの大観衆の場で、人生を決める大事な場面で、思いっきりバットを触れるようになるためには、監督の絶対的な指示が必要なのです。はたからみていると、選手がやったように見える大逆転も、実は、監督の指示が、全て的中していると考えることが出来るのです。「逆転の・・・」とよばれる高校もありますが、これは、監督の采配によることが多いのです。それが、毎年、選手が違っても勝ち上がってくる高校の違いといえるでしょう。名物監督とは、人徳があり、人格者というわけではなく、勝負師であり、人の心理を読める目を持っている人間なのです。

そして、練習内容も監督によって違ってきます。ここ一番で勝負強い高校は、練習で同じ場面を想定し、毎日繰り返しています。また、有名私立高校ともなれば、1打打席のストライクを見逃しただけで、代打を送られるといった緊張感の中で、日々を過ごしています。一瞬一瞬が勝負をしている高校、こういった場面を作り出すことができる監督がいる高校が強い高校といえるのです。

こういった毎日のもので、甲子園大会があるのです。高校野球の頂点を決める大会は、この名物監督同士の戦いともいえるのです。高校生目線の戦いも面白いのですが、こういった大人の勝負師同士の戦いも見ていて面白いのです。チーム作りから戦いは始まっています。この過程を想像するだけでも、面白いですし、インタビューでどういったことを話すのか?もとても楽しみなことの一つなのです。