キャプテンを見てチームを知ろう!チームカラーあれこれ

高校野球で見ていて面白いのは、そのチームにあったキャプテンがいるということです。チームオブキャプテンという言葉もありますが、まさにその通りでキャプテンの技量で、チームが測れるといっていいでしょう。

キャプテンオブザチームとは?

甲子園の優勝校をみても、素晴らしいキャプテンが並んでいますね。私の年代ですと、中日で活躍した立浪選手なんかも、甲子園の春と夏を連覇し、チームを優勝に導いています。これぞキャプテンだというプレーを連発し、憧れたのもでした。立浪キャプテンは、元々はわがままな自己中心的な選手だったようです。それが、キャプテンを任されるようになり、人間的にも成長し、チームを全国優勝へと導いたとききました。こうのように高校生の成長速度は、我々の予想範囲を超えてきます。この成長力こそが、高校野球の醍醐味ともいえるのです。

また、キャプテンの個性も色々ありますね。ドカベンに出てくる岩城のようなキャプテンのいれば、レギュラーではない選手がキャプテンだったりもします。そういった個性が違うキャプテンをみるのも、楽しくて、興味をそそります。特に、レギュラーでないキャプテンを見つけたときは、嬉しくもあり、人間的に優れたものを持っているのだなあと、選手よりも目が釘付けになってしまうのもです。

キャプテンの態度を見てみるとチームのレベルも分かるというものです。私も高校球児でしたが、歴代のキャプテンをみるとそう思うのです。1年の時のキャプテンは、「いいかっこしい」でした。結局、県でのベスト4で姿を消しました。ひとつ上のキャプテンは、185センチあり、威圧感たっぷりのキャプテンでした。正確的には、キャプテンをやるような選手ではなかったのですが、やんちゃで人間としての魅力をもった選手でした。結局この年に甲子園にくことができました。そして、私が3年の時のキャプテンは、人がよく、キャプテンシーに溢れている選手がなりました。しかし、人が良すぎて、チームを鼓舞することができなかったのです。結局、一番大事な3年次の県予選は、ベスト16で姿を消してしまいました。キャプテンというものは難しいもので、勝負どころで何ができるのかを試されます。その少しのところろで、勝つか負けるかが決定してしまうのです。

キャプテンをみて思うこと

甲子園に出てくるキャプテンをみてこう思います。苦労してチームを作り上げてきたに違いありません。また、人知れず苦労を重ねてきたんだとも思います。甲子園大会でも、有望選手を目で追いがちですが、私はキャプテンを探して、彼を注力してみてしまうのです。個性を感じ取れるととても面白いものですよ。

最近では、西武ライオンズで活躍している森捕手が、大阪桐蔭時代のキャプテンだったのが印象深いです。2年生の時には、阪神の藤浪投手を要して、春夏連覇で全国優勝をしており、そこ次の代のキャプテンでした。森捕手は、2年生からレギュラーとして活躍してましたが、その性格はとても強気で、元気あふれるプレーが心に残っています。ムードメーカーとしても、彼がいれば「パッ」と明るくなる印象を持っています。そういったキャプテンがいるのは、楽しみなチームだなあと思うのです。残念ながら、3年時は、甲子園に出場したものの、優勝とまではいきませんでした。しかし、この注目度で、激戦区大阪を制してくるあたりは、抜群のキャプテンシーを持っていたんだなあと思っています。